2014-10-20
絶対
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いろんな所で「絶対はない」なんて言い方をよく聞きますが



秋の秋刀魚の炭火焼きが美味いのは絶対…!!!



絶対…







2014-9-10
夏の思ひ出
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『山形・加茂水族館』
クラゲの展示数と種類が世界一という地味にすごい水族館。
クラゲアイスなるものが売っていたけど、怖くて食べるには至らず。
夏休みの小学生だらけの中ろやさんががどれだけハイテンションだったか察して下さい。



それと、CONTACTのメールフォームがしばらく機能していなくてごめんなさいでした。
設定しなおしたので大丈夫だと思います。
いつから機能していなかったのかが把握できていないのですが、送ったのに返事がなか
ったよ!って方いらっしゃいましたらお手数ですがもう一度送って下さると助かります。







2014-6-21
いつものように今日にさよなら
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つい昨日の衝撃。バイト先のめっちゃ仕事できる姐さん(本当にそう呼ばれている)が
7月で辞めてしまうという。この時点ですでに私の中では「ぎゃーん!!!」という感
じ。でもその事実より、辞める理由が個人的に衝撃だった。

何度か書いたことがあるかもしれないけど、ろやさんは生活雑貨全般を扱う量販店で接
客をしている。ちなみにこのお店は割と日本全国どこにでもあるので、日本にお住まい
の方なら一度くらい足を運んだことがあるだろうと思う。
そういう理由もあり最初は
「違う店舗に異動するんですか?」
と聞いた。実際過去にも、旦那さんの転勤で千葉に異動した人がいたし、空き家になっ
た祖父の家への引っ越しを理由にうちに異動して来た人もいた。しかし姐さんは
「ううん。異動じゃないんだ。もうこの仕事そのものを辞めるんだよ。」
あっけらかんとそう言う。
「お引っ越しですか?」
「ううん。まだ◯◯(めっちゃ近い)に住んでるよ。」
「え、じゃあ、新しいお仕事が決まったとか…」
「また働くつもりではあるけど、でも今のところ何かが決まってる訳じゃないよ。」

何を聞いても姐さんはとても軽い口調で応えてくれる。しかし、その辺まで聞いたとこ
ろで、私には思い当たる理由がなくなってしまった。姐さんは勤務歴が長く、この仕事
はもう10年近くになるらしい。実際何か困ったことがあると「姐さんに聞けばなんとか
なる!
」とほぼスタッフ全員が心の中でそう思っている。それくらいに姐さんは仕事が
でき、本人の意思に関わらずみんなの心の柱なのである。そんな姐さんが、この仕事を
辞めてしまうというのだから、何か相当な理由があるんだろう。私は勝手にそんな想像
をしていた。でも身内の不幸や体調云々とか、そういう話だったら、あんまり理由を聞
くのもよくないよな…。そう思いながらも、どうしても気になってしまったので、とう
とう、口に出して聞いてみることにした。
「じゃあ、なんで、辞めてしまうんですか…?」
「うーん…。なんとなくかな。」
「!!!!!!」

衝撃だった。
こんなにしっかりした人がなんとなくで仕事を辞めるもんだとは、微塵も想像してなか
ったのである。でもこの姐さんの言葉は、聞いたとき、ものすごく希望に溢れてると思
って少し感動していた。なんとなく、なんとなくか。それはむしろ仕事を新しく始める
時のような感覚近いのではと思った。
私はなんとなくこの仕事の面接を受けた。確かあの時は他も含めて三件面接を受けて、
ここに受かったので(ここにしか受からなかったので)そのまま居着いたのだ。
私は確かにここで働きたかったけど、駄目ならすぐに次を探すつもりだった。「どうし
ても」って感じではなかった。「なんとなく」私は仕事を始めたのだ。

しばらく言葉を失っていたが
「10年近くも続けた仕事って、なんとなくで辞めていいんですね…」
「ふふふ」
呆然としたままそう言うと姐さんに少しだけ笑われた。
なんとなく仕事を辞めようとしている姐さんは、今日も後ろ姿がえらく恰好よかった。







2014-6-13
残像ばかりが目に映る
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懐かしい匂いが嫌というほど詰まっている。


随分久しぶりに眠れないまま朝になりました。
こういうのって30代40代になってもあるものなんだろうか。眠れないで朝になっちゃう
ことは私にとっては熱が出ない風邪みたいな位置づけだったんですけど、いつかそんな
ことも簡単にできなくなるんですかね。
最近夜が深くなるごとに昔の感覚がよぎります。具体的な思い出ではなくて、18、19歳
くらいの時に感じていた空気感みたいなものがフラッシュバックしてくるような感覚で
す。私はこの当時ずっと「自分は何にも持ってない!」と焦ったり途方に暮れたりして
いたんですけど、そのガーン!!!って感じが夜中に降ってくるんで、変な声で唸った
りしています。あれから5年も6年立ってるんですけどね、身体の感覚はすぐ忘れるくせ
に、心の感覚はなかなかなくならないみたいです。

少し前に、人は誰しも心に穴を持ってる。そしてその穴は親に空けられるんだ。という
ものを読んだんですけど、そういえば口酸っぱくなるくらい注意されたことに全部反抗
してきたなあと思いました。私の場合は小さいことなんですけどね、とにかく何度も言
われたのが「早よ寝えや」「早よお風呂はいりや」「暗いところで本読んでたら目え悪
なるで」でした。未だに全部治ってません。なんせ今、朝の6時にこれ書いてますから、
もう全然寝る時間としてはおかしいです。でもこの3つとも親から言われ続けたせいで、
私の中では「とても正しいことと」して認識されています。そして早く寝なかったり、
いつまでもお風呂にはいらなかったり、夜中に読書灯だけで本を読んだりすることは、
私の中では「悪いこと」なのです。こんなこと、本当はしちゃいけないのにしているの
です。
こういうのも反抗期の一種だったのかは分かりませんが、あんまり何度も何度も注意さ
れると、意地でもやってやるものかとなったのかもしれません。ちなみに今、一番よく
言われているのが、「卒業してや」「就職してや」です。まったくー、親ってやつは子
どもの気持ちを分かってないみたいです。ちなみに私は自分の予感に対して正直なので
約束はできない」と言いきっています。まったく面倒な子どもです。子どももまた親
の気持ちを分かりたくなどないのです。



(少しだけ、浮ついた近況)
ろやさんにしては珍しく男の人を好きになりました。本当に3年ぶりくらいにそういう
気持ちになったので「私ってまだそういう感覚残ってたんだ」と思ったくらいです。
この方が結構積極的にいろんなことに誘ってくれるんですけど、仲良くなるほど、ずっ
と前から友だちだったみたいな感覚になります。
昨日の夜、カウンター席で隣り合って焼き肉食ってたんですけど、「あ、私この人と一
番やりたいことこれやな」と思いました。居酒屋のカウンター席の距離感にものすごく
しっくりきてしまったんですけど、果たしてこの関係ってどう持っていけばいいんです
かね?
ちなみに、この前海外旅行のお土産でネックレスを貰ったんですけど、(そういえば軽
々しく受け取ってしまったけれど、男が女にアクセサリーをプレゼントするのって、も
っと重大に深読みすべきだったのだろうか?)あ、これ首じゃない。耳に着けたい。と
思って、速攻分解してイヤリングに改造しました。こういうのを改造されるのってあげ
る側としてはショックなんかな?







2014-5-15
萌ゆる季節
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「萌え」という言葉が当たり前のように世に浸透して久しい昨今ですが、実のところろ
やさんは萌えなるものがなんなのかよく分かりません。あまりにもたくさんの事例が萌
えに分類できてしまえるからかもしれないですが、もはや萌えってものすごく個人的な
心の機微じゃないかと思うのですよ。そしてマニアックに掘り下げられる、そこがいい
なあと思うのですよ。
胸を押さえて膝をつくくらいの勢いの「あかん…めっちゃいいやん…!」が萌えなのでは
のではないかと。それは別にNLBLとかの範囲のことでもなく、生活の中に落ちている小
さな悦び全般に使えるのではないかと思います。

というわけで、私の萌え話を何編か聞いて下さい!(つまりこれが話したいだけです)



case1 : 足の悪いおじさんと、女子高生
これはですね、駅の向いのホームにいた方たちなんですけど、まずおじさんがいまして
ね、この方は足をひきずって歩いていました。杖は持ってなかったんですけど、一歩一
歩踏みしめて歩いているような印象でした。歩くのにも一苦労だぜって感じでね。その
おじさんの横には女子高生がいました。その二人の気安い雰囲気で私はきっと親子なん
だろうなと思いました。おじさんは一歩一歩ゆっくりゆっくり歩いています。女子高生
もその歩調に合わせて歩いています。二人でなにか喋っているようです。それでも歩調
は変わらないまま進んでいきます。
二人はホームから改札へ移動するようでしたが、降車すぐの人の波はもうどこにもあり
ません。それくらいゆっくり進んでいるのです。でもその二人にはそんなことを気にす
る空気は全くありません。女子高生の歩き方も昨日今日のものじゃないんです。気を使
っているのにどこか気安いんです。全く気使いなんて感じさせないんです。相手に合わ
せた歩き方をしているのに、あまりにも自然体なんです。
もうこの二人の後ろ姿がめっちゃよくてですね…!だって娘さんはお父さんのために自
分の歩き方を変えちゃった訳じゃないですか。でもそれをなんでもないこととでも言い
たげな後ろ姿なんですよ。向いのホームなんで会話は全く聞こえないんですが、歩く姿
が、親子っていう年月の長さや関係の深さの証に見えてね…あかん!素敵やん!



case2 : 足に傷のある女の子
古いイメージだとは百も承知ですが、それでも「男が働き、女が家を守る」ような考え
方は今の時代にもまだあると思います。この場合の「働く」は時代をずっと遡ると「狩
り」になるんじゃないかと個人的に思っています。食うために戦うというやつですな。
そしてその役割を担ってくれるのは男であると、潜在的なところでそういうイメージが
私にはあります。でも実際問題、男がみんながみんな戦う訳じゃないですよね。女もみ
んながみんな守られる環境にいられる訳でもありません。女だって戦わなくちゃいけな
い時もあります。そして戦いとはたいがい自分から仕掛けにいくものです。待ってたっ
て獲物は来ないんですから。自分で歩いて獲物のところまでいかないといけません。
そうなるとなにが起こるのでしょう。まず歩く量は格段に増えるでしょう。そうしたら
ね、足を怪我しやすくなると思いませんか?!
女って生き物は基本的に無茶をしないと思うのですよ。ちっちゃい子でも女の子ってめ
っちゃ大人な雰囲気ありません?しっかりしてるって言うか、落ち着いてるっていうか。
そんな女の子の足に傷があるっていうのは、なにかその人がすっごい頑張ったり、戦っ
たりした証だと思うんです。電車とかですましたお姉さんの足に傷があったりするとね
「なんでもない顔してるけど、すっごい無茶したことあるのね…!」と思ってしまうん
ですよ。その戦いの痕にね、胸を撃たれるんですよ。
その傷がたとえ火傷のような不慮の事故で負ってしまったものだとしてもね、「そんな
傷の痛みに耐えたのね…!」と思うと結局私は胸を押さえるばかりなのです。
傷とは違いますが、ふくらはぎがぼこっとでてるような、スポーツなどでものすごく酷
使された女の人の足も同じように好きです。これは戦う女の子の尊さを称える気持ちの
萌えなんだと。そう思っています。



case3 : 三十路独身男性と迷子の女の子
ろやさんはもう三年くらい生活雑貨の量販店でバイトしてるんですが、うちの店は親子
連れも多いので時たま迷子の子がでちゃうんですよ。まあ迷子にもいろんなパターンが
あっておもしろいんですが、その時は三、四歳くらいの女の子が迷子になってしまった
んですね。そしてその子を最初に見つけたのは当時うちの店舗に移動して来たばっかり
の三十路独身の男性スタッフでした。この子は自分の名前は言えたんですがあとはひー
ひー泣くばっかりで会話ができません。とりあえずうちの店舗で迷子のお知らせを流し
てみましたが、お母さんは店を出てしまっているのか、違うフロアにいるのか、すぐに
現れません。女の子はもう絶望的な顔で泣いています。
その時です。この男性スタッフはひょいと女の子を持ち上げました。どうするのかと思
ったらカウンターにある背の高い椅子に女の子を座らせました。そして自分はしゃがん
で、女の子を下から覗き込むような体勢になります。そして下からそっと手を出して女
の子の頭を撫でました。「だいじょうぶ。だいじょうぶ。」そう言いながら。その手
つきはものすごく優しいんですけど、少しの怯えが隠しきれてませんでした。でも躊躇
いながらも女の子を撫でてるこの光景がね…。ろやさんはその二人の二歩後ろくらいか
ら状況を見守ってたんですが、心の中では額を押さえながら空を仰いで、「あかん…!
どっちもかわいい…!
」と打ち震えてました。子供を扱い慣れてないだろうこのスタッ
フの慣れない手つきが…!めっちゃいいやん…!
このあとどうやって仕事に戻ったんだか、覚えてません。でもこの二人のおかげで、二
歩後ろのお姉さんはめっちゃ幸せな気持ちになってたのでした。ありがとう…!



とまあ、萌えとはつまりこういうことでいいんじゃないかと思うんですよね!
共感されてもされなくてもいいけど、こういうものすごい個人的な、でもどうしても捨
てられない膝をつかんばかりの萌え話、誰しも一つや二つは持ってるんじゃないかと思
います。ほら、みんな、私に教えてくれていいんだよ…!







2014-4-11
だがしかし二の腕は痩せない
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一曲リピートでどうぞ。

お気づきでしょうけどしばらく前にMEMOの仕様を変えました。そのときに昔のをざざ
ざっと読み返してたんですが、よくよく考えると長いことモードが「閉」ですね。自分
ではもっと期間限定のモードかと思ってたんですけど違うみたいでした。ざっくり言う
とあんまり新しいものに触れたくないモードで、個人的な例としては延々と同じ一曲を
リピートで聞き続けるというのをよくやります。穏やかな曲を夜に回し続けていると時
間感覚が失われてくる瞬間があるんですよ。この生温い時間がずうううっと繰り返して
しまうような気がして、そういう時間を過ごせてしまっている自分にゾッとしたりホッ
としたりします。だいたいは「穏やかさに殺されそうだ」と思うことが多いです(好き
でやってるのにね!)
でも最近読んだ小説の受け売りなんですが「私にも後悔する方を選びたくなる時はある」
そうで、わざと駄目な方をとりたい欲望がヒトのどっかにはきっとあるんやと思てます。
その欲望を叶えることで発生してる脳内麻薬に浸かってたら、四月の初めにまた風邪を
引きまして…!最近熱出すと、治ってもしばらくはあからさまに体力落ちてることが多
くて嫌やったんです。でも体重も落ちるしええかなーくらいに思ってたんですが、今日
久しぶりに体重計乗ったら47キロくらいしかなくて…え?!嘘だろう!
体重計壊れたんかと思ったものの確かめる術はなく…。今までの人生で50キロちょいく
らいの時代が一番安定してたんで(身長的にも)これが正しい数字なら、何か大事なも
のを失っている
気がします。

お〜い体力や〜い。早く戻っておいで〜。







2014-3-26
旅のディナー
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初のヨーロッパ旅行に行く前に一つ悟ったこと。「荷造りに終わりはない」ということ。
本当にパッキングほど決断力が試されることも日常そうそうない。国内旅行ならまだ現
地で買えばいいやと気軽思えるんですが、海外だとそもそも売っているのかすら分から
ないし、変える場所が近くにあるかも分からない。それでもスーツケースの容量は限ら
れています。もちろん経験が多ければパッキングも手早く迷わずにできるようになるの
でしょうが、すごく試されている感じがあって大変でした。
そんな私が今回の旅行で持っていけばよかったな〜と思った第一位はナイフです。ヨー
ロッパって外食がすっごい高いんですよ。場所にもよりますがお店に入っちゃうと150
0~2000円くらいはどうしてもかかっちゃうんです。学生の貧乏旅行なので度重なる食
費の出費は辛い。そうなるとディナーはスーパーに行って買うんです。食材ならかなり
安く抑えられますし、どこでもパンとチーズ、あとはハム、ベーコン、ソーセージあた
りは種類豊富にあります。それにレタスやサラダ菜、トマトやフルーツを足してハイ出
来上がり!海外のスーパーなのでちょっとだけ買うことが難しく(ドレッシングも1.5
Lくらいからしか売ってない)一人旅だとまた難しいのかもしれませんが、数人での旅
行ならおすすめです。
あとはうっかりスリッパを持っていき忘れたのはすごく不便だったので部屋履きは大事!

今回本当に膨大な量の写真を撮ってしまったため、整理がなかなか追いつきませんが、
スペイン-バルセロナ編は写真倉庫に追加しました。時間差が出てしまうけどのろのろ
追加していきたいと思います。







2014-3-25
春の嵐
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しばらく生活にたくさんのイベントが怒濤に押し寄せてきていて、なかなかこちらに帰
ってこれませんでした。
2月の中旬に初のヨーロッパ旅行に行き、帰ってきてすぐ卒業延期の電話がかかってき
て、3月中旬に後輩君が一人いつの間にか結婚したうえお腹には赤ちゃんがいる状態だ
と聞かされ、その翌日にとてもお世話になったバイト先のおじさんの送別会に行き、先
週の水曜日は卒業式で号泣し、その3日後に別の後輩君が急逝したという報告が入り、
昨日はその子の告別式に行ってきました。
なんでこう重なる時は重なるんですかね。春は人生の門出になったり、いろんなきっか
けで新生活の準備をしている人がたくさんいると思うのですが、私自身はあんまり進ん
でいないどころか出遅れているので、あまりそういう実感がありません。
でも私のごく近しいまわりで、確実に、いろんな人の人生が…回っている!
最近誰と話していてもどっかで「人生」というワードを言っている気がします。

その他にも謝恩会のドレスを買いにいったお店のお姉さんがすっごいレベルのマシンガ
ントークで接客してくれたり(すごいおもしろかった)、やまみちゃんと入った喫茶店
で頼んだナポリタンがとんでもない量だったり、断続的に夕立が降るような日に雨をか
いくぐりながらお墓参りに行ったり、勤めて丸3年くらいになるバイト先が過去最高の
売り上げをたたき出したり、いろんなことは変わっていってるみたいです。

私は今回の門出で、「少し遅れていく」選択をしたので目まぐるしく変わるものが羨ま
しかったりするんですが、それでもその波に乗れなかったことも私の人生の一部なので
少し後ろからゆっくり歩いていくことにします。

「ウサギと亀」の亀って最後はウサギに勝ちますけど、その途中絶対劣等感や葛藤と闘
ってると思うんですよね。そう思うと、ちょっと恰好いいね亀。亀も悪くない気分だ。







(やまみちゃんと食べたナポリタンはこんなやつでした。よく一人で食べたもんだなあ)








2014-2-9
雪国の民
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おうちに着いたらこんなことになっていました。知らぬ間に雪国の民デビューをしてい
たようです。おうち2階なんですけど、こんなゼルダのダンジョンまがいのものを攻略
しないといけないとは!東京に来る前は東京砂漠、コンクリートジャングルなんて噂を
聞いていましたが、東京はただの雪国でした。理解を改めよう。
近くの中学校にライオンの像があるんですが、すっかり雪を被って立派なトドみたいに
になっているし、ベランダに起きっぱなしのサンダルは完全に埋没していてどこにある
か分からないし、道はコンクリートの灰色が9割方見えないし。
バイト先はお客さんよりスタッフが多いし、もちろん電車も止まってます。けれどここ
まで見事にいろいろたち行かなくなるとむしろ楽しくなってきますね。寒いのは嫌だけ
ど、雪は嫌いじゃないよ。世の中を巻き込んだ非日常は案外人に優しい気がします。
まったく季節のイメージは違いますが、ユーミンの古い歌を聞いていました。灼けたア
イドルとか、丘の上の光とかサンドキャッスルとかです(古いせいか動画サイトにも落
ちてなかった…)。
雪はざくざく踏んで歩くのが楽しい。



moreよりラブ会邂逅期2014年初旬
more







2014-1-20
いつでも富士
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ものすごくいまさらだけど多分言ってないので、あけましておめでとうございます。



やっと、卒制が一段落しまして、まだ撤収作業が残っていますがイベントは一通り終わ
りました。一応デザイン科に通っていたのですが限りなくファイン(アート)寄りの作
品をぶっ込みました。でも個人的にはアートもデザインも伝わらなければどうしようも
ないので、伝える技術や発想、工夫が足りない自分にここ数日号泣してました。滅多に
泣かない子供だった反動か二十歳越えてから涙腺がよわよわです。一度涙腺が決壊する
とパン食べてるだけでも涙が出てくるので、あんまり私の涙を信用してはいけない。今
日は涙腺決壊と空腹が同時に来たので、寿司食いながら号泣してました。ビールも飲み
ました。余談ですが、泣きながらモノ食える強さって女特有な気がします。女の方が涙
の価値も意味も薄そうな気がしてんですけど、まあこの話はいいか。とにかく、泣きな
がらでもモノは食えるしプレミアムモルツはやっぱりおいしかったです。(しみじみ)

実感として強く分かったのは、自分のつくったものを客観視する眼は沢山の人の眼に触
れ評価される場に出してみないと自分でも分からない。ということでした。漫才師が舞
台に立ってネタやってをみないと、どれくらい面白いか分からないことに似ていると思
います。そしてこれの難しいのは、当たり前ですけど見る人によって感想や意見はたく
さんあるということです。けれどその中でもなにか「手応え」を感じる時があります。
それを大なり小なり捕まえていかないと、この能力は培われないんだと思いました。
(ここはちょっとまだ人の言葉借りてる気がします)

私の独りよがりの世界が、どこまで公の場で通用するか。誰にも言ってませんが、私が
試してみたかったのはそういうことだったと思います。だからあえて制作途中はほとん
ど他人の意見を受け付けませんでした。扱いにくい子供の様だったと思います。言うこ
と聞かないんですから。しかし、結果は割とずばばっと斬られました。少なくとも私が
挑戦した世界では、自分の思惑と手数だけでは通用しませんでした。考えるだけでもつ
くるだけでも駄目みたいです。考えながらつくり、時には捨てる勇気も必要だったのだ
と、今になってじわじわ分かることが沢山あって、悔しいですね。賞賛をくれる方も居
ましたが、それでも悔しさが勝る結果になりました。

なんだろう。ちょっと違うかもしれないけど、告白して見事にふられたような心境なの
で、もうちょっと失恋モード引きずってるかもしれません。
でも懇意にしていた先生が「できなかった自分も認めてあげようよ」と、そっと言った
のが焼き付いてて、そういうことでもいいのか、と思いました。



…いや、でも、やっぱりいろいろ悔しいですね。
成功するまでやったら、これも失敗にはならないだろうか。